妖精さん好きにお届けしたい のんびりフェアリーファンタジー
魔法や妖精さんが存在する、そんな世界のある都市で主人公の青年は通信の魔法を学んでいました。通信術師としての赴任地を選択することになった彼は、ただひとりの家族である祖父の故郷で任官します。長らく空家であった故郷の屋敷に住まおうと訪れた彼と祖父でしたが、するとそこには思いのほか小綺麗に整った様子の屋敷が待っていました。
ほどなくして二人は屋敷に棲みついた小さな妖精の少女に出会って事情を察します。屋敷が小さな息吹を灯していたのはその妖精さんのおかげだったのです。
事情を知った彼女は出ていこうとしますが、その行くあてを案じた二人に提案されてしばらく留まることになりました。
やがて彼女を訪ねる妖精があらわれたり居候する妖精が増えていったりして、そして町の人々と交流を重ねるうちに、いつしかここは妖精屋敷と呼ばれるようになるのでした...
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シルフィ
- 羽:透過2対, 耳:長/下
屋敷に棲みついていた妖精さん。空き家と思い違いしていたことを詫びて去ろうとしますが、森を追われてこの土地に辿り着いた身の上を気に掛けた主人公らに提案されて、ひととき屋敷で暮らすことになります。
祖父が主人公を屋敷のあるじと紹介したこともあってか、彼のことをマスターとよびます。たまに「ますたぁ」になることも。
穏やかな優しい性格で、屋敷の仕事を丁寧にこなしながらマスターへの思慕を抱きつつ幸せそうに暮らしています。
「マスター、ありがとうございます♪」
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ペコー
- 羽:なし, 耳:丸
紅茶の王女な妖精さんで、偶然に呼び出した主人公の願いを3つ叶えると申し出てくれました。
主人公はシルフィの身近に同族がいないことをちょっと案じていましたので、たまに遊びにきてほしい旨を求めてみました。快諾した彼女はそれ以来、他の者に召喚されていないとき(されているときも?)にしばしば屋敷に来訪するようになります。
勝気な性格ですが上品で他者への気遣いに長けた淑女で、彼女の来訪時は、いつも賑やかなほかの妖精さんたちも落ち着いたティータイムを楽しんでいるようです。
「あなたがお呼びになったのかしら?」
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テティス
- 羽:透過2対, 耳:長/上
ある遺跡で容器に封印された状態を発見されるも、工芸品の一種と誤認されていた妖精さんです。
たまたま主人公の祖父が引き取り、屋敷の住人らに封印を解かれて一緒に暮らすようになりました。
本人は自分自身を古代技術による兵器の一部だと主張していますが、特段それを示す能力を持ち合わせてはいないようです。政治や軍事動向に興味を示して、短期間で深く精通するようなところにその片鱗をみることができます。
普段は冷静で落ち着いた性格ですが、町の子供と遊んでいるときは口喧嘩したりして楽しそうです。
「古代技術の粋によって生まれたのよ」
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レム
- 羽:非透過2対, 耳:長/上
仲間の妖精たちと移住先をもとめて旅してきた妖精さんです。
この町にほかの妖精が暮らしていることを知った彼女は、ここが移住先に適うかどうかをしらべるため、そして自身の人間に対する興味のために、ひととき仲間とはなれてこの町に留まります。
妖精らしい明朗な性格で、すぐに屋敷や町の暮らしになじんでしまいました。得意の治癒魔法や結界が役に立つと嬉しそうにしています。
「私は妖精のレム。ケガ、治してあげるからちょと動かないでね」
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シルフェ
- 羽:非透過2対, 耳:長/平
遠方にある魔法学校の卒業生さんです。卒業後は使い魔としての使役に就くことなく旅立ち、道中で屋敷を訪ねてきます。
不器用に魔法を操るうえにいたずら好きで楽観的。後述するフィオナがそのイタズラにいつも頭をいためています。一方で、近隣の冒険者とパーティを組んで雑事をこなすなど、使い魔科卒業生としての活躍を垣間みせることも。
実はお裁縫などの手芸が得意なおしゃまさんです。
「得意な魔法は、うーん、、、探索魔法かな!」
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フィオナ
- 羽:透過2対、耳:長/上
この土地の守護妖精さんです。ふだんは祭事などに合わせて町の住人に助言したりしていますが、主人公が屋敷に転居してからはシルフィ達とも親しくなって、よく屋敷で過ごしています。
お菓子づくりが趣味でよくみんなに振る舞ってくれますが、特にペコーの来訪時は奮励している様子です。
生真面目な性格で、町の子供達を叱ったりシルフェを叱ったりと忙しくしています。 実は猫が大の苦手で...
「そろそろ秋のお祭の準備をはじめなくちゃ」
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祖父
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主人公の祖父で唯一の身寄り。質素な生活をしており、あまりそれと思わせない風体ですが、かつては良い家柄だったらしく相応の知己や教養、資産を持ち合わせているようです。
持病のことで気遣う主人公に感謝しつつ、少し心苦しくもあり複雑に思っています。でも故郷の暮らしを本当に気に入っています。
「善きかな、よきかな」
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祖父の主治医
祖父の主治医にして昔馴染みの酒飲み友達です。酒に造詣が深いです。
ひさしぶりに町へ戻った祖父と主人公を迎えて、あれこれ親切にしてくれます。
「よっ、まだ生きとったかっ」
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主都の友人
主人公と同時期に主都で学んでいた友人達です。それぞれの赴任地へと向かいましたが、職業柄、公私とも連絡をとりあっています。
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リッツ(左)
温厚な青年で主に通信設備の保守に従事しています。山間部の設備も対象とするので地理・気象に明るく膂力に優れています。
「む、、あまり無理するなよ?」
- ストラ(中)
数少ない女性の通信術師です。個性的な性格で、通信術に限らず学問全般に精通し、趣味でさまざまな機器を設計・制作しています。ときおり主人公ら友人に試用を依頼することも。
「ちょこーっ、と頼みたいことがあるんだけどー...」
- タップ(右)
頼れるみんなの兄貴分です。通信術は苦手ですが、段取り、根回し、いろいろな準備ごとに長けており、その采配によって実現された特殊な通信も少なくありません。ただ、軽い口調から誤解されがちで時折リッツから諫められています。
「ふふふ、まかせろ兄弟っ」
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礼拝所の先生
神父さんが子供たちの先生を兼ねています。粗雑・乱暴・鋭い眼つきの悪人ですが、なぜか子供や親たちからの信頼は厚いです。
縁があって主人公もときおり先生の代理をすることになります。妖精さんたちは生徒になったり、森や魔法のことでは先生になったりしています。
「宿題やったかっっ」
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生徒たち
先生のところの生徒たちです。みんな屋敷の妖精さんたちと仲良しですが、小さい子たちのほうが遠慮のない付き合い方をしてくれます。
年長の生徒たちは、年齢差、体格差や立場であったりに気付いて少し気をつかうようになりますが、妖精さんたちはちょっと寂しいようです。
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バーテンダーさん
主人公や町のみんなの相談にのってくれるバーテンダーさんです。酒類に造詣が深いです。
妖精さんたちも成年しているので、世間話のついでにちょっぴりお酒をいただくことがあります。
「好い酒はいったぞい。」
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上司
主人公の職場である通信局の上司です。小さな町なので常駐職は彼と主人公の二人だけです。
ベテラン局員で、いつもドーナツを食べていますがなぜか仕事は終わっています。
「キミも一服したまえ。」
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主人公(マスター)
長らく祖父とともに首都で普通の暮らしをしてきましたが、この町にきてからは何かと妖精さんに縁がある青年です。
同じ屋敷に暮らすうち、賑やかで気ままな彼女達が抱く苦労や不自由に気付き、ひとときでも屋敷が妖精さんたちの宿り木となるよう行動します。
選択肢によっては妖精さんと家族をもうける変態になります。
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屋敷の精
この屋敷を見守る精霊で、さいしょにシルフィを招き入れたのもこの精霊の図らいです。
姿をもたず積極的にコミュニケーションをとることもありませんが、お酒のお供えものが嬉しいようです。
屋敷たるもの最期は派手に炎上したいという物騒な願望を持っていますが、住人の幸せには代えられず叶わぬ夢、とのこと。
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